ローコストなお店づくり！！

お店づくりの費用を下げるために、いろいろな工夫があります。
その中で、わかりやすいものをいくつかあげておきます。
（特に小型店舗で有効な方法です）

１、仕上げを統一する。

これは、すべて同じ壁紙を貼るということではなくて、クロス仕上げが多い場合は、天井、壁はクロスの貼り分け、床はＰタイルというように同じ職人さんで施工できる素材を選ぶようにする。業種を減らすと経費もすくなくなります！

２、工期に余裕を持たせる。

小さい店舗であまりにも短い工期で作ろうとすると、業者さん同士が重なってしまったときなど、人数が現場に入ることができなくて手待ち（作業がすすめることができない）になってしまったりして無駄な人件費がかかりやすくなるからです。１坪、２坪の現場では、２人で満員です。

３、現場での変更がなるべく少なくなるようにする。

現場を進めていくうちに、どうしても、変更は出てくるものですが図面打合せの段階でこれを少しでも減らすことができれば材料や人件費の無駄が少なくなると思います。

４、セルフビルドでつくる。（自分でつくる）

店作りの費用の約５０～７０％が人件費です。この部分の一部をオーナーさまが施工すれば、その分お安くできます。ハーフセルフビルドのページでも少し説明しています。ただ、慣れない作業だと思いますので、結構疲れますのでご注意ください。（住宅のリフォームでは、おすすめしています）

５、什器(家具）をうまく使って壁を減らす

お店のレイアウトにもよりますが、壁の前に棚を置くような時は棚で仕切ってしまい、壁を作らなくてもいいように考えることが多いです。壁を一枚作らなくて済むということは１０センチ店が広くなるということです。小さなお店で１０センチは大きいです。これけっこうつかいます。つかえます。得意です。

６、メンテナンスしやすい店をつくる

最後に、これが一番お得ではないかと思えます。設備の入れ替えがやりやすいレイアウト、手入れしやすい仕上、耐久性のある部品、金物など、メンテナンスがやりやすく費用もあまりかからないように設計段階から考えておくことです。

それから、案外と費用がかかる項目をあげておきます。

１、床の高さの変更にかかる費用

賃貸物件などの場合、元の床がどのような状態かというのをしっかり確認してください。高低差を解消するのに費用がかかってしまうことが多いです。

２、天井のスケルトンも思ったよりもかかってしまうことが多いです。（カッコはいいんですが・・・）

電気工事などで配線のカバーや配管工事が必要になりやすい。また、塗装などが元の天井がデコボコの場合金額が上がりやすい。部屋全体の体積が増えるので空調費用も大きくなりやすい。というような、デメリットがある場合もあります。

３、解体工事にかかる費用

作る作業ではないのですが、解体工事はつぶすだけではなく、つぶした残材をｺﾞﾐのトラックまで運搬する人件費、ゴミ処理場までの運搬費、そして処分費と結構かかってしまうことも。つぶすと、また、なにかしら作らないといけないので、その分もかかりそうですね。

４、中古の厨房機器やクーラーなどを使って初期費用を下げる。

が、何年か後の修理や買い替えなどを考えると、どちらがお安くなるかは慎重に検討する必要があります。最近のエアコンなどは省エネについてよく考えられているので、電気代ですぐに元がとれる場合もあります。